【2024中山記念データ分析】

　中山芝1800mで行われる４歳以上別定のGⅡ競走。2017年に大阪杯がGⅠに昇格したことに伴い、優勝馬には同競走への優先出走権が与えられる。

　過去10年の人気別成績は、

　１番人気〈3.0.0.7〉馬券内率30％

　２番人気〈3.2.2.3〉馬券内率70％

　３番人気〈2.0.2.6〉馬券内率40％

と１番人気は頼りないが、２番人気は堅実。

　４〜５番人気〈2.5.1.12〉馬券内率40％

　６〜９番人気〈0.3.5.32〉馬券内率20%

　10番人気以下〈0.0.0.32〉馬券内率0.0％

と勝ち馬は全て５番人気以内で、二桁人気の極端な人気薄の激走はなく、過去10年の馬券内は全て８番人気以内となっている。

　過去10年の枠順別では、

　１枠〈2.0.0.9〉馬券内率18.2％

　２枠〈0.0.1.11〉馬券内率8.3％

　３枠〈3.2.2.7〉馬券内率50.0％

と３枠が活躍している。一方、２枠は連対がない。しかし、２枠で３番人気以内に支持されていたのは唯一馬券内となった2016年２番人気３着のリアルスティールのみのため、割引は不要。

【→３枠の05.06は加点】

　過去10年の馬齢別成績は、

　４歳馬〈4.4.6.16〉馬券内率46.7％

　５歳馬〈4.4.0.23〉馬券内率25.8％

　６歳馬〈1.2.2.22〉馬券内率18.5％

　７歳馬〈1.0.2.18〉馬券内率14.3％

　８歳以上馬〈0.0.0.13〉馬券内率0.0％

と４歳馬が活躍しており、８歳以上は馬券内がない。昨年まで７歳以上馬の連対がなかったが、７歳だったヒシイグアスが優勝している。今年の７歳以上は昨年データブレイクしている８歳のヒシイグアスのみのため減点対象とはしない。

【→４歳の03.09.14は加点】

　過去10年の性別成績では、

　牡馬・騙馬〈9.7.9.84〉馬券内率22.9％

　牝馬〈1.3.1.8〉馬券内率38.5％

となっており、勝率では劣るが、連対率、馬券内率では牝馬が優勢となっている。

【→加点対象の牝馬の出走なし】

　過去10年のクラス別成績では、

　GⅠ〈6.3.3.24〉馬券内率33.3％

　GⅡ〈0.0.2.18〉馬券内率10.0％

　GⅢ〈3.5.2.21〉馬券内率32.3％

　ＯＰ〈0.1.2.18〉馬券内率14.3％

　海外競馬〈1.1.1.8〉馬券内率27.3％

    その他〈0.0.0.3〉馬券内率0.0％

と馬券内率では前走国内GⅠ組とGⅢ組、海外競馬組が優勢。前走国内外GⅠ組は着順不問だが、GⅡ以下の馬で前走馬券外から巻き返した馬は2014年３着ロゴタイプ（前走札幌記念５着）と2015年２着ロゴタイプ（前走ダートの根岸Ｓ８着）のみで、ロゴタイプは皐月賞などGⅠ３勝馬だった。

【→前走国内GⅠ組の01.02.03.04.06.09は加点、前走海外GⅠ組の05は加点、前走GⅡ以下で馬券内の13は加点、前走GⅡ以下で馬券外の07.08.10.11.12.14.15.16は減点】

　以上のデータから、減点がなく加点が最も多かったのは…

　加点３つが09エルトンバローズ。

　加点２つが02ソーヴァリアントと05ヒシイグアス。

　続く加点１つで04ジオグリフとなっている。