◇7/23中京11R 中京記念データ分析◇
中京芝1600mを舞台に行われるハンデ重賞。サマーマイルシリーズの第2戦に位置付けられている。京都競馬場改修に伴う開催日程の変更により、2020年は阪神芝1600m、2021年と2022年は小倉芝1800mで行われたが、今年は4年ぶりに中京芝1600mに舞台が戻る。データ分析は、中京で行われた2013年から2019年の7年間(以下、中京での7年)を対象としたい。
☆連対馬の過半数は6番人気以下の人気薄
中京での7年、1番人気は〈1.0.2.4〉で馬券内率42.9%、2番人気は〈0.1.0.6〉で同14.3%、3番人気は〈1.0.2.4〉で同42.9%、4〜5番人気は〈2.1.3.8〉で同42.9%上位人気馬の信頼度は高くないが、3着馬は全て5番人気以内の馬となっている。一方、6〜9番人気は〈3.2.0.23〉で馬券内率17.9%と5頭が連対し、10番人気以下は〈0.3.0.46〉で同6.1%と勝ち馬は出ていないものの、3頭が連対しており、中京での7年の連対馬14頭のうち半数以上の8頭が6番人気以下の人気薄となっている。人気薄が連対圏まで突入するため、馬連の配当が2,000円台3回、5,000円台1回、馬連万馬券3回と2連系の馬券でも好配当が期待できる。
☆3枠と8枠が優勢
中京での7年の枠順別では、馬券内率が高い順に、3枠が〈2.2.1.9〉で馬券内率35.7%、8枠が〈3.0.1.10〉で同28.6%、続いて6枠〈0.2.1.11〉と4枠〈0.1.2.11〉が同21.4%とここまでが馬券内率は20%以上となっている。あとは2枠〈1.0.1.12〉と7枠〈0.2.0.12〉が同14.3%、1枠〈0.1.0.13〉と5枠〈0.0.1.13〉が同7.1%となっており、3枠と8枠が好成績となっている。【→3枠、8枠の馬は加点】
☆7歳以上の高齢馬は不振
中京での7年、3歳馬は〈1.1.0.5〉で馬券内率、28.6%、4歳馬は〈0.0.3.9〉で同25.0%、5歳馬は〈3.4.2.34〉で同20.9%、6歳馬は〈3.1.2.24〉で同20.0%、7歳以上の馬は〈0.1.0.19〉で同5.0%と不振傾向。7歳以上の高齢馬は割引きが必要。【→7歳以上の02.14.15は減点】
☆牡馬優勢も傾向の変化に注意
中京での7年の性別成績では、牡馬が〈7.6.6.76〉で馬券内率20.0%に対し、牝馬が〈0.1.1.13〉で勝ち星はなく馬券内率13.3%、騸馬が〈0.0.0.2〉で馬券内がない。牝馬の勝ち星はないが、出走数が少ないこと、今年から全体的にハンデが上昇している変化もあり、牝馬の減点はしないこととしたい。【→性別による加減はなし】
☆連対率、馬券内率ともに関東馬優勢
中京での7年の所属別では、関東馬が〈2.2.1.16〉で連対率19.0%、馬券内率23.8%、関西馬が〈5.5.6.75〉で連対率11.0%、馬券内率17.6%となっており、連対率、馬券内率ともに関東馬が優勢となっている。【→関東馬の10.13は加点】
☆逃げ馬は不振、上がりの脚に注目
中京での7年の脚質別成績では、逃げ〈0.0.0.7〉で馬券内率0%、先行〈2.3.0.18〉で同21.7%、差し〈2.3.3.39〉で同17.0%、追込〈3.1.4.26〉で同23.5%となっている。逃げ馬はは不振だが、先行、差し、追込勢はそれぞれ活躍しており、甲乙つけがたい。前走オープンクラスで上がり3ハロンがメンバー最速だった馬は〈1.2.4.3〉で馬券内率70%と活躍している。【→確たる逃げ馬不在で減点該当馬はなし、前走オープンクラスで上がり3ハロンがメンバー最速だった11は加点】
☆トップハンデ馬は不振
中京での7年、トップハンデ馬は2013年に57キロのトップハンデ馬が馬券内を独占、2014年に58キロのトップハンデ馬が勝利したが、それ以降の5年は〈0.0.0.7〉と近年はトップハンデは不振。【→トップハンデ59キロの12は減点】
☆前走着順は気にならない
中京での7年、前走1〜5着馬が〈4.3.5.40〉で馬券内率21,%、前走6〜9着の馬が〈1.3.2.22〉で馬券内率17.5%、前走10着以下の馬が〈2.1.0.29〉で馬券内率17.5%とどちらも差がなく、前走着順は気にならない。【→前走着順による加減はなし】
☆前走条件戦組は連対なし
中京での7年、前走クラス別成績では、GⅠ組〈2.1.1.16〉、GⅡ〈2.1.1.7〉、GⅢ〈0.0.2.20〉、オープン〈3.5.2.41〉、3勝クラス〈0.0.1.7〉で前走GⅠ・GⅡの格上参戦馬やオープン組はグレード活躍しているが、前走条件戦組は連対がない。【→前走条件戦組の13は減点】
☆前走距離はマイル前後、とくに左回りが理想
中京での7年、前走重賞組〈4.2.4.43〉のうち、距離1400m以上1800m以下の馬が〈4.2.4.31〉と馬券内に好走した馬はマイル前後の距離の馬に限られている。また、馬券内に絡んだ21頭のうち14頭が左回りの芝1400m以上1800m以下からの臨戦だった。【→前走左回りの芝1400m以上1800m以下のレースに出走していた02.03.08.11.12.14.16は加点】
☆ある程度馬格のある馬に注目
中京での7年、馬体重459キロ以下〈0.0.0.13〉、馬体重460キロ以上479キロ以下〈1.0.1.28〉、馬体重480キロ以上499キロ以下〈3.5.5.28〉、馬体重500キロ以上519キロ以下〈3.2.1.15〉、馬体重520キロ以上〈0.0.0.7〉である程度の馬格のある馬が活躍している。【→前走馬体重459キロ以下の03.06.11、520キロ以上の13は減点、460キロ以上479キロ以下の01.04.05.07.12.14.15はやや減点】
以上のデータから、減点のない馬は08.09.10.16の4頭。そのうち16ルージュスティリアは枠順、前走左回りの2加点、10ウイングレイテストは関東馬、08サブライムアンセムは前走左回りの加点で続く。なお、09ホウオウアマゾンは加減なしとなっている。
減点のある馬の中では、馬体重の減点がありながらも、前走左回り、前走上がり最速の2加点がある11ディヴィーナに注目する必要がある。
☆おまけデータその1
関東馬のうち、前走オープン以上で掲示板を確保、中9週以内のローテの5、6歳馬は〈2.1.0.2〉で馬券内率60%。該当馬は…ウイングレイテスト
☆おまけデータその2
前走オープン特別を勝った5歳馬が〈2.1.1.1〉で馬券内率80%。該当馬は…メイショウシンタケ
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