【2023小倉記念データ分析】

　小倉芝2000mを舞台に行われるハンデ戦。サマー2000シリーズの第３戦として位置づけられている。

　過去10年の人気別成績は、

　１番人気〈2.0.2.6〉馬券内率40％

　２番人気〈1.3.1.5〉馬券内率50％

　３番人気〈2.0.1.7〉馬券内率30％

　４〜５番人気〈1.3.2.14〉馬券内率30％

と人気馬は総じて不振傾向。

　６〜９番人気〈2.3.3.32〉馬券内率20%

　10番人気以下〈2.1.1.40〉馬券内率9.1％

と６番人気以下が活躍しており、二桁人気馬にもチャンスがある。

　過去10年の枠順別では、

　１枠〈1.0.1.9〉馬券内率18.2％

　２枠〈1.0.3.9〉馬券内率30.8％

　３枠〈3.1.1.10〉馬券内率33.3％

となっており、馬券内率が高い順に３→６→２→８枠の順。内枠も外枠も活躍馬が出ている。

【→枠順による加減はなし】

　過去10年の馬齢別成績は、

　３歳馬〈0.2.0.1〉馬券内率66.7％

　４歳馬〈6.2.1.19〉馬券内率32.1％

　５歳馬〈3.5.3.24〉馬券内率31.4％

　６歳馬〈0.1.5.32〉馬券内率15.8％

　７歳以上馬〈1.0.1.28〉馬券内率6.7％

と若い世代ほど馬券内率が高くなっている。７歳以上の馬は７歳馬が二度絡んだのみで、８歳以上は馬券内がない。

【→加点対象の３歳、減点対象の８歳以上は出走なし】

　過去10年の性別成績では、

　牡馬〈7.6.6.85〉連対率12.5％、馬券内率18.3％

　牝馬〈1.1.2.10〉連対率14.3％、馬券内率28.6％

　騸馬〈2.3.2.9〉連対率31.3％、馬券内率43.8％

となっており、騸馬の活躍が目立つ。牡牝の差では、連対率は互角、馬券内率は牝馬が優勢となっている。

【→騸馬の15、牝馬の04.07.08.10は加点】

　過去10年の所属別では、

　関西馬〈10.8.8.97〉連対率14.6％、馬券内率21.1％

　関東馬〈0.2.2.7〉連対率18.2％、馬券内率36.4％

　地方馬〈0.0.0.6〉連対率0.0％、馬券内率0.0％

となっており、勝利はないものの、関東馬の連対率、馬券内率は関西馬を上回っている。

【→所属別による加減はなし】

　過去10年のクラス別成績では、

　GⅠ〈1.3.1.6〉連対率36.4％、馬券内率45.5％

　GⅡGⅢ〈5.5.7.60〉連対率13.0％、馬券内率22.1％

　OP,Ｌ〈0.1.0.20〉連対率4.8％、馬券内率4.8％

　条件戦〈4.1.2.17〉連対率20.8％、馬券内率29.2％

　障害〈0.0.0.1〉連対率0.0％、馬券内率0.0％

と馬券内率では前走GⅠ組が一枚抜けている。それ以外では条件戦組の活躍が目立つ。ただし、条件戦組は１着馬は〈0.1.1.13〉と不振な点は注意したい。また、オープン組は不振で割引きたい。

【→加点対象の前走GⅠ組は該当なし、前走オープン組の09.12.14、前走条件戦１着の08は減点】

　以上のデータから、減点がなく加点が最も多かったのは…

　加点３つの04マリアエレーナ（牝馬、脚質、前走レース）で、昨年から2.5キロ増になるがデータ上は引き続き注目が必要だろう。

　続くのは加点２つの07ゴールドエクリプス（牝馬、前走レース）と10ククナ（牝馬、脚質）。いずれも牝馬の加点が効いているが、昨年の馬券内は牝馬２頭、騸馬１頭だった。

　あとは加点１つだった11ワンダフルタウン（前走レース）、15レヴェッツァ（騸馬）に穴候補として注目したい。