◇8/27札幌11Ｒｷｰﾝﾗﾝﾄﾞｶｯﾌﾟデータ分析◇
札幌芝1200mを舞台に行われるGⅢ戦。サマースプリントシリーズの第５戦として位置づけられている。また、秋のスプリンターズＳに向けた前哨戦としても重要な一戦となる。ここでは、過去10年のうち、函館競馬場で施行された2013年を除く過去９年のデータ分析を中心に行っていく。
☆人気馬の信頼度は半々、二桁人気は出番なし
過去９年の人気別成績は、
１番人気〈2.2.1.4〉馬券内率55.6％
２番人気〈1.4.0.4〉馬券内率55.6％
３番人気〈2.0.2.5〉馬券内率44.4％
と１〜３番人気はそれぞれ半数程度が馬券内に入っており、良くも悪くもない成績となっている。
４〜５番人気〈1.1.3.13〉馬券内率27.8％
６〜９番人気〈2.2.3.29〉馬券内率19.4%
10番人気以下〈1.0.0.56〉馬券内率1.8％
と４〜９番人気が活躍しており、二桁人気はほぼ出番がない。
☆外枠優勢、１〜２枠は連対なし
過去９年の枠順別では、
１枠〈0.0.1.15〉馬券内率6.3％
２枠〈0.0.1.14〉馬券内率6.7％
３枠〈0.2.0.15〉馬券内率11.8％
４枠〈2.2.1.13〉馬券内率27.8％
５枠〈0.1.2.15〉馬券内率16.7％
６枠〈3.1.0.14〉馬券内率22.2％
７枠〈3.1.2.12〉馬券内率33.3％
８枠〈1.2.2.13〉馬券内率27.8％
と連対馬の半数以上が６〜８枠の馬となっており、外枠優勢の傾向がある。逆に１、２枠から連対馬が出ておらず、内枠不振も顕著である。
【→６〜８枠の11.12.13.14.15.16は加点、１〜２枠の01.02.03.04は減点】
☆３〜５歳馬が活躍、とくに４歳の好走率高
過去９年の馬齢別成績は、
３歳馬〈2.3.0.18〉馬券内率21.7％
４歳馬〈3.3.3.19〉馬券内率32.1％
５歳馬〈3.2.3.29〉馬券内率21.6％
６歳馬〈0.1.1.22〉馬券内率8.3％
７歳以上馬〈1.0.2.23〉馬券内率11.5％
と３〜５歳馬の成績が良く、とくに４歳馬の好走率が高い。一方、６歳馬は不振傾向だが、７歳以上の好走もあり、年齢だけで減点するのは危険。
【→４歳馬の01.04.05.08.12.14は加点】
☆連対圏、馬券内ともに牝馬が半数以上
過去９年の性別成績では、
牡馬〈2.5.3.64〉連対率9.5％、馬券内率13.5％
牝馬〈6.4.5.38〉連対率18.9％、馬券内率28.3％
騸馬〈1.0.1.9〉連対率9.1％、馬券内率18.2％
と連対率、馬券内率ともに牝馬が優勢となっており、それぞれ半数以上を占めている。
【→牝馬の01.04.08.13.14.15は加点】
☆勝率は互角、連対率・馬券内率は関西馬
過去９年の所属別では、
関西馬〈5.7.6.63〉連対率14.8％、馬券内率22.2％
関東馬〈4.2.3.46〉連対率10.9％、馬券内率16.4％
地方馬〈0.0.0.2〉連対率0.0.％、馬券内率0.0％
となっており、勝率は互角だが、連対率と馬券内率は関西馬が優勢。
【→所属別による加減はなし】
☆逃げ、差し優勢、追い込み馬は不振
過去９年の脚質別成績では、
逃げ〈1.1.2.5〉連対率22.2％、馬券内率44.4％
先行〈1.3.2.27〉連対率12.1％、馬券内率18.2％
差し〈6.3.4.37〉連対率18.0％、馬券内率26.0％
追込〈1.2.1.42〉連対率6.5％、馬券内率8.7％
と逃げ馬が半数近く馬券内、差しからも好走馬を出しており、追込は不振傾向となっている。小回りで直線の短い札幌コースだけに直線だけの競馬では厳しい。
【→加点対象の逃げ馬は前走逃げた馬がおらず対象馬なし、追い込み馬の02.06.07は減点】
☆前走GⅠ組に注目
過去９年のクラス別成績では、
国内GⅠ〈2.1.2.11〉馬券内率31.3％
国内GⅡ〈0.0.1.2〉馬券内率33.3％
国内GⅢ〈4.4.4.40〉馬券内率23.1％
ＯＰ,Ｌ〈2.2.2.47〉馬券内率11.3％
３勝ｸﾗｽ〈1.2.0.3〉馬券内率50.0％
その他〈0.0.0.6〉馬券内率0.0％
とGⅠ組は出走数は少ないものの高い率で馬券に絡み、GⅢ、オープン、３勝クラスは函館や札幌の北海道のスプリント戦の馬が多い。
【→前走国内GⅠ組02.14は加点】
☆前走勝利の勢いのある馬に注目
過去９年の前走着順別では
１着〈2.4.3.18〉馬券内率33.3％
２着〈1.1.0.14〉馬券内率12.5％
３着〈1.1.1.10〉馬券内率23.1％
４着〈1.0.0.7〉馬券内率12.5％
５着〈0.1.0.5〉馬券内率16.7％
６〜９着〈4.1.3.27〉馬券内率22.9％
10着以下〈0.1.2.30〉馬券内率9.1％
と前走１着馬と６〜９着馬が多く馬券内に入っている。夏競馬だけに、前走勝利した調子の良い馬に注目したい。
【→前走１着の04.08.10.16は加点】
☆函館SS好走組は要注意
過去９年では、前走レース別で出走馬が多いのは
UHB賞組〈2.2.1.40〉馬券内率11.1％で、
着順別でみると、
UHB賞１着〈0.1.1.4〉馬券内率33.3％
UHB賞２〜５着〈0.0.0.17〉馬券内率0.0％
UHB賞６着以下〈2.1.0.19〉馬券内率13.6％
これに続いて出走馬が２番目におおのが、
函館SS組〈3.2.2.23〉馬券内率23.3％で、
着順別でみると、
函館SS１〜３着〈2.2.2.6〉馬券内率50.0％
函館SS４着以下〈0.0.0.16〉馬券内率24.0％
とUHB賞組は勝ち馬か、掲示板外に注目、函館SS組は馬券外からの巻き返しは厳しい。
【→UHB賞組は勝ちの08、掲示板外の06、函館SS馬券内の04.09.12は加点】
以上のデータから、減点がなく加点が最も多かったのは…
加点４つが14ナムラクレア、３つが12トウシンマカオと08シナモンスティック。
これに続くのが枠順の減点がありながらも加点３つの04キミワクイーン、減点なしの加点２つ組からは16シュバルツカイザーに注意が必要か。
下記のおまけデータも踏まえて、最終予想に落とし込んでいきたい。
☆おまけデータその１
前走函館SS３着馬は〈1.1.1.1〉で馬券内率75％。関東馬に限ると〈1.1.0.0〉で馬券内率100％。これらの該当馬は…トウシンマカオ
☆おまけデータその２
前走GⅠの４歳馬は〈1.1.1.0〉で馬券内率100％。該当馬は…ナムラクレア
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