【2024愛知杯データ分析】

　例年中京芝2000mで行われる牝馬限定ハンデ重賞。2006年から12月の中京開催で施行されてきたが、2016年からは年明けの中京開催に移設され、施行されている。今年は阪神競馬場改修に伴う日割り変更のため、2020年以来４年ぶりに小倉芝2000mで施行される。ここでは年明けに移設後の８年間の傾向を中心に分析していきたい。

　過去８年（年明け開催移設後）の人気別成績は、

　１番人気〈2.1.1.4〉馬券内率50％

　２番人気〈1.0.1.6〉馬券内率25％

　３番人気〈0.1.0.7〉馬券内率12.5％

とハンデ戦らしく上位人気の信頼度は低い。

　４〜５番人気〈0.2.2.12〉馬券内率25％

　６〜９番人気〈5.2.3.22〉馬券内率31.3%

　10番人気以下〈0.2.1.55〉馬券内率5.2％

と馬券内の半数近くが６〜９番人気の人気薄となっており、波乱傾向が強い。

　過去８年の馬齢別成績は、

　４歳馬〈2.2.2.24〉馬券内率20.0％

　５歳馬〈4.4.3.36〉馬券内率23.4％

　６歳馬〈1.2.2.36〉馬券内率12.2％

　７歳以上馬〈1.0.1.10〉馬券内率16.7％

と５歳馬が最も優勢で、４歳馬が続いている。６歳馬維持はやや劣勢となっている。

【→５歳の01.02.04.05.07.10.11、４歳の12は加点】

　過去８年のクラス別成績は、

　GⅠ〈3.2.3.26〉馬券内率23.5％

　GⅡ・GⅢ〈3.2.1.28〉馬券内率17.6％

　OP・重賞〈0.2.1.18〉馬券内率14.3％

　条件戦〈2.2.3.33〉馬券内率17.5％

　地方競馬〈0.0.0.1〉馬券内率0.0％

と馬券内率では前走GⅠ組がやや優勢も、重賞組に限らず、条件戦組からも好走馬が出ており、前走クラスは不問といえる。

【→前走クラスによる加減はなし】

となっている。

　一方、松岡騎手とモリス騎手は過去３年の騎乗がない。騎乗経験のある中で馬券内がないのは、

　佐々木大騎手〈0.0.0.9〉馬券内率0.0％

となっている。

【→川田騎手の12、西村淳騎手の11、藤岡康騎手の06、幸騎手の08、鮫島駿騎手の02は加点、佐々木大騎手の10は減点】

　以上のデータから、減点がなく加点が最も多かったのは…

　加点５つが12ミッキーゴージャス、加点４つが02コスタボニータと11セントカメリア、加点３つで08ローゼライトとなっている。

　続く加点２つでは、01グランスラムアスク、04ウインピクシス、05アレグロモデラートが並び、加点１つは07ルージュスティリアとなっている。