【2024AJCCデータ分析】

　中山芝2200mを舞台に行われる４歳以上のＧⅡ戦。春の中長距離戦線での活躍を目指す馬たちの一戦に注目したい。

　過去10年の人気別成績は、

　１番人気〈2.3.0.5〉馬券内率50％

　２番人気〈3.0.1.6〉馬券内率40％

　３番人気〈1.2.2.5〉馬券内率50％

と別定戦の割には上位人気の信頼度は低い。

　４〜５番人気〈2.2.3.13〉馬券内率35％

　６〜９番人気〈2.1.4.33〉馬券内率17.5%

　10番人気以下〈0.2.0.53〉馬券内率3.6％

と二桁人気の極端な人気薄の激走は少ないものの、一桁人気馬であればチャンスがあるほど伏兵の台頭が多い。

　過去10年の枠順別では、

　１枠〈1.1.2.11〉馬券内率26.7％

　２枠〈1.1.1.12〉馬券内率20.0％

　３枠〈1.1.0.15〉馬券内率11.8％

と内枠から外枠まで好走馬が出ており、枠による顕著な傾向は見られない。

【→枠順による加減はなし】

　過去10年の馬齢別成績は、

　４歳馬〈2.4.3.16〉馬券内率36.0％

　５歳馬〈3.1.3.21〉馬券内率25.0％

　６歳馬〈4.2.3.29〉馬券内率23.7％

　７歳馬〈1.3.0.17〉馬券内率19.0％

　８歳以上馬〈0.0.1.32〉馬券内率3.0％

と最も馬券内が多いのは４歳馬だが、馬券内に好走した９頭のうち７頭は３番人気以内の馬で、また４番人気以下の４歳馬の連対はない。８歳以上馬は連対がなく不振。

【→４歳馬で４番人気以下が想定される03.04、８歳以上の01.09.12は減点】

　過去10年の性別成績では、

　牡馬・騙馬〈10.10.9.109〉馬券内率21.0％

　牝馬〈0.0.1.6〉馬券内率14.3％

となっており、牝馬は出走馬自体が少ないが、連対した牝馬はいない。

【→牝馬の03は減点】

　過去10年のクラス別成績では、

　GⅠ〈6.3.2.27〉馬券内率28.9％

　GⅡ〈2.0.2.22〉馬券内率15.4％

　GⅢ〈1.6.4.28〉馬券内率28.2％

　ＯＰ〈2.2.2.38〉馬券内率13.6％

　３勝クラス〈1.0.1.13〉馬券内率13.3％

　その他〈0.0.0.4〉馬券内率0.0％

と馬券内率では前走GⅠ組が優勢で、前走着順は不問。しかし、前走GⅡ以下で掲示板外だった馬は〈0.3.2.43〉で巻き返した馬でも勝利には至っていない。

【→前走GⅠ組の03.04.09は加点、前走GⅡ以下で掲示板外の05.06.08.10は減点】

　以上のデータから、減点がなく加点が最も多かったのは…

　加点１つの11チャックネイトのみ。

　加減なしの馬も02クロミナンスのみ。

　減点が１つある馬の中では、加点２つが09カラテがトップとなっている。