◇1/3川崎11R川崎ﾏｲﾗｰｽﾞデータ分析◇
川崎1600ｍを舞台に行われる、2024年初の南関重賞。昨年までは５月に開催されてきたが、全国的なダート競走の体系整備に伴い、今年から正月開催の重賞として実施されることに変更された。１・２着馬には京成盃グランドマイラーズへの優先出走権が与えられる。これまでとは実施時期が異なるため、過去の当競走の分析ではなく、過去３年の川崎1600ｍの傾向、各出走馬の距離、コース相性などを分析していくこととしたい。
☆１枠、２枠、８枠が優勢
過去３年の川崎1600ｍの枠順別成績では、
１枠〈23.18.29.180〉馬券内率28.0％
２枠〈14.32.26.180〉馬券内率28.6％
３枠〈31.27.21.269〉馬券内率22.7％
４枠〈36.32.29.283〉馬券内率25.5％
５枠〈36.34.29.310〉馬券内率24.2％
６枠〈37.34.35.332〉馬券内率24.2％
７枠〈31.33.49.342〉馬券内率24.8％
８枠〈45.44.35.344〉馬券内率26.5％
と連対率は８枠がトップ、馬券内率では２枠→１枠→８枠の順となっている。過去１年の傾向でも馬券内率は高い順から８枠→１枠→２枠の順となっており、この３つの枠が優勢となっている。
【→１枠、２枠、８枠の01.02.13.14は加点】
☆逃げ、先行馬が優勢も、差し馬にもチャンスあり。追い込み馬は不振
過去３年の川崎1600ｍの脚質別成績では、
逃げ〈19.19.9.102〉馬券内率31.5％
先行〈68.51.48.333〉馬券内率33.4％
差し〈150.144.156.1274〉馬券内率26.1％
追込〈16.40.40.531〉馬券内率18.1％
と逃げ、先行馬が優勢も、差し馬にもチャンスがある。追込み馬は勝率も低く、厳しい。
【→追い込み馬の04.12は減点】
☆森、吉原、桑村騎手に注目
過去３年の川崎1600ｍの騎手別成績では、メンバー中の馬券内率が高い順に
森泰斗騎手〈31.38.21.64〉馬券内率58.4％
吉原寛人騎手〈3.0.2.7〉馬券内率41.7％
桑村真明騎手〈1.1.0.3〉馬券内率40.0％
と森騎手が突出した好成績となっている。吉原騎手、桑村騎手とも騎乗数は少ないが、連対率でもメンバートップ３に入っており、実力を発揮している。
一方、次の２騎手は、
落合玄太騎手〈0.1.0.4〉馬券内率20.0％
本橋孝太騎手〈5.6.8.68〉馬券内率21.8％
となっており、落合騎手は勝ち星がなく、本橋騎手は連対率が最も低くなっている。
【→森騎手の09、吉原騎手の02、桑村騎手の11は加点、落合騎手の08、本橋騎手の12は減点】
☆ﾃﾞｸﾗﾚｰｼｮﾝｵﾌﾞｳｫｰ産駒が好相性
過去３年の川崎1600ｍの種牡馬別成績では、メンバー中の馬券内率が高い順に
ﾃﾞｸﾗﾚｰｼｮﾝｵﾌﾞｳｫｰ〈1.3.1.2〉馬券内率71.4％
ワークフォース〈1.2.2.8〉馬券内率38.5％
ﾏｼﾞｪｽﾃｨｯｸｳｫﾘｱｰ〈6.7.7.32〉馬券内率38.5％
となっており、これらの種牡馬は連対率でもメンバー中トップ５に入っている。
一方、次の２つの種牡馬は、
ヨハネスブルグ〈0.0.0.4〉馬券内率0.0％
サムライハート〈0.0.1.3〉馬券内率25.0％
となっており、連対が全くない。また、
マクフィ〈1.1.0.11〉馬券内率14.3％
となっており、馬券内率がメンバー中、最下位となっている。
【→ﾃﾞｸﾗﾚｰｼｮﾝｵﾌﾞｳｫｰ産駒の01、ワークフォース産駒の08、ﾏｼﾞｪｽﾃｨｯｸｳｫﾘｱｰ産駒の11は加点、ヨハネスブルグ産駒の04、サムライハート産駒の07、マクフィ産駒の13は減点】
☆コース相性の良い馬が多い
出走馬の川崎1600ｍでの成績では、馬券内率が高い順に、
03ギャルダル〈2.0.0.0〉馬券内率100％
12ブラックパンサー〈1.0.2.0〉馬券内率100％
01デュードヴァン〈0.2.1.0〉馬券内率100％
13ルーチェドーロ〈0.0.1.0〉馬券内率100％
10アイウォール〈4.0.0.1〉馬券内率80.0％
14カジノフォンテン〈2.0.0.1〉馬券内率66.7％
となっており、当舞台が得意な馬が揃った。なお、05.07.09.11は当舞台初出走となる。
【→馬券内率66.6％以上の03.12.01.13.10.14は加点】
☆マイル適性は12.03.10の３頭
出走馬の全場1600ｍでの成績では、馬券内率が高い順に、
12ブラックパンサー〈1.0.2.0〉馬券内率100％
03ギャルダル〈4.0.0.1〉馬券内率80.0％
10アイウォール〈4.0.1.2〉馬券内率71.4％
となっており、距離適性を見せている。一方、
11エアアルマス〈0.0.0.2〉馬券内率0.0％
と２度以上出走のある馬では唯一馬券内がない。なお、08は同距離での一度のみの出走、05は今回が初距離となる。
【→馬券内率66.6％以上の12.03.10は加点、２度以上出走で馬券内率0.0％の11は減点】
☆川崎適性は01.13.10.14.12の５頭
出走馬の川崎競馬場での成績では、馬券内率が高い順に、
01デュードヴァン〈0.2.1.0〉馬券内率100％
13ルーチェドーロ〈0.0.2.0〉馬券内率100％
10アイウォール〈4.1.1.3〉馬券内率66.7％
14カジノフォンテン〈4.0.0.2〉馬券内率66.7％
12ブラックパンサー〈2.0.2.2〉馬券内率66.7％
となっており、川崎競馬場との相性が良い。なお、05.07.09.11は川崎競馬場初出走となる。
【→馬券内率66.6％以上の01.13.10.14.12は加点】
以上のデータから、減点がなく加点が最も多かったのは…
加点４つが01デュードヴァン、加点３つが10アイウォールと14カジノフォンテン、加点２つが02フォービズムと03ギャルダル、加点１つが09アルサトワとなっている。
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