◇新潟11R 新潟記念◇
◎05ヒートオンビート
◯15スカーフェイス
▲09エヒト
サマー2000シリーズの最終戦。シリーズチャンピオン馬には、馬主に3,200万円、厩舎関係者に800万円が交付される。今年は既に規定ポイントに到達した馬はおらず、新潟記念出走馬のうち3頭にチャンピオンになる可能性がある。これらの馬がレース1着賞金4,300万円に加えて4,000万円のボーナスを目指して勝負仕上げを施してきている。
その中で本命は◎ヒートオンビート。前走は目標にしていた宝塚記念に出走できず、七夕賞へスライド出走し、決して向いてはいない直線の短いコースで2着と好走したのは力をつけている証拠だろう。これまで重賞では〈0.3.2.2〉と未勝利だが、GⅡ京都大賞典とGⅠ天皇賞春を除いて全て馬券圏内に好走している。左回りは〈1.1.1.0〉、芝2000〈0.3.1.0〉と全て馬券対象となっている。鞍上池添騎手は2018年の当レースをブラストワンピースで勝っており、何より管理する友道調教師は新潟記念で過去10年で4勝と相性がいい。サマー2000シリーズのチャンピオンになるには1着しかないが、シリーズ制覇を果たすべく、渾身の勝負仕上げで重賞初制覇に挑む。
対抗には同じくシリーズ制覇がかかる◯スカーフェイス。◎同様1着が最低条件で本馬の場合はエヒトの着順次第とはなるが、定年の近い橋田調教師に重賞制覇をとの思いも強く勝負モード。左回り〈0.0.0.7〉は懸念材料だが、左回りには2021年1月の2勝クラスでのレース以来出走しておらず、大阪杯6着など力をつけた今ならこなせるのではないか。鞍上岩田康騎手は過去3年当舞台馬券内率50.0%で2019年の当レースをユーキャンスマイルで制している。同じような脚質のスカーフェイスで当時と同じく豪快な追い込みを決めたい。
3番手は▲エヒト。本馬は七夕賞を制しており、シリーズチャンピオンに最も近い立場にある。1着なら文句なしだが、4着以内なら◎◯の結果次第でチャンピオンになる可能性がある。助手のコメントからは疲れが出て小倉記念を回避、多少筋肉も落ちている感じとあるが、一週前には栗坂で49.9の好時計をマークし、今週も調教の動きは良かった。前走はとにかく何もかも上手くいったこと、ハンデ3キロ増と楽な条件ではないが、状態の良さでシリーズ制覇を目指してくる。田中勝騎手は勝てば2002年トーワトレジャーで制して以来20年振りの新潟記念制覇となる。この日1鞍のみの騎乗となるベテランの渾身の騎乗に期待したい。
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